奇妙な取り付け方が気になっていたテールガットサドルの修正です。
まずはこの半端サドルを外します。膠で接着されているので水分を含ませて温めてやれば簡単に外れます。あまり水でびしゃびしゃにしてしまうと他の接着面(表板、側板継ぎ目、パーフリング等)を弱めてしまうので注意が必要です。
半端サドルを取り外した状態が下の写真。表板を半分まで削ってサドルを取り付けるなんて、逆に難しいと思うのですが、なんでこんな加工したんだろう?
まずはこの半端サドルを外します。膠で接着されているので水分を含ませて温めてやれば簡単に外れます。あまり水でびしゃびしゃにしてしまうと他の接着面(表板、側板継ぎ目、パーフリング等)を弱めてしまうので注意が必要です。
半端サドルを取り外した状態が下の写真。表板を半分まで削ってサドルを取り付けるなんて、逆に難しいと思うのですが、なんでこんな加工したんだろう?
サドルを取り外した状態 |
幅と奥行は標準的なサイズだったので、このまま下のブロックまで彫り進みます。
続いてサドルの加工です。半完成品を購入したので基本的な形はできていますが、全体的にサイズが大きめになっています。
表板切欠きの幅が36mmなのでサドルの幅35.5mmに加工します。切欠き幅とピッタリの幅にしてしまうと表板が経年収縮した時に切欠きの幅も狭くなるので、結果サドルがそれを押し広げて表板の割れの原因となります。
幅を合わせると表板の切欠きに合わせることができるので、次に高さを調整します。サドルのピーク部分が表板上3.5mmになるよう、底面を削ります。
黒檀は非常に硬い材質ですが、削るという作業だけを見ると組織が非常にきめ細かいため、木材としては加工性は良い方だと思います。
これで取付寸法に関する部分は完了です。あとは表板の形状に合わせ、淵を丸く削ります。
地味な画が続いてます |
続いてサドルの加工です。半完成品を購入したので基本的な形はできていますが、全体的にサイズが大きめになっています。
半完成品のサドル |
表板切欠きの幅が36mmなのでサドルの幅35.5mmに加工します。切欠き幅とピッタリの幅にしてしまうと表板が経年収縮した時に切欠きの幅も狭くなるので、結果サドルがそれを押し広げて表板の割れの原因となります。
幅を合わせると表板の切欠きに合わせることができるので、次に高さを調整します。サドルのピーク部分が表板上3.5mmになるよう、底面を削ります。
サンドペーパーで簡単に削れます |
黒檀は非常に硬い材質ですが、削るという作業だけを見ると組織が非常にきめ細かいため、木材としては加工性は良い方だと思います。
これで取付寸法に関する部分は完了です。あとは表板の形状に合わせ、淵を丸く削ります。
全体的にサンドペーパー(#1000)で磨いたら完成です。
この後ニス塗装があるのでまだ接着はしません。本体の切欠き部にはマスキングテープを貼っておきます。
5本組ヤスリ ・・・・・・・・・・・・ 467円
サンドペーパー ・・・・・・・・・・ 538円
完成したけど、まだ接着しません |
この後ニス塗装があるのでまだ接着はしません。本体の切欠き部にはマスキングテープを貼っておきます。
道具・材料リスト
5本組ヤスリ ・・・・・・・・・・・・ 467円
サンドペーパー ・・・・・・・・・・ 538円
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