このペグ角度、非常にチューニングしにくいですよね。
ペグ角度の理想はネックと垂直方向の位置だと思います。
これからこのペグ角度をチューニングしやすい角度に持っていきたいと思います。
でも、どのようにしてペグの角度を変えればいいのでしょうか。
簡単なことです、巻きつく弦の長さを変えてやればいいのです。
弦の長さを変える一つの方法は、弦の先端をニッパーなどで切ってしまうことです。
一見スマートに思える方法ですが、このやり方は
・切った部分から糸がほつれてしまい、ペグの穴に差し込みにくくなる。
・長さ調整に失敗した時、さらに切り詰める方向にしか調整できない。
・新しい弦の場合、伸びが安定するまで何度も切る羽目になる。
のようにデメリットが多いように思われます。
そもそもペグ角度を調整するにはどの程度弦の長さを変えればいいのでしょうか。
ペグ1周に巻きつく弦の長さは約2cmです。上の写真の場合は90度(1/4周)回転させたい訳なので、2cm×1/4=0.5cm短くすればいいことになります。
この程度であれば切って調整するような長さではないと思います。
すなわち、ペグの穴から5mm突き出した状態で巻き始めれば良いのです。
実際やってみればわかりますが、5mm突き出るというのはこの程度です(G線)。また、多くの場合はペグの穴は面と同じ方向にあるので、ペグ角度を垂直に持ってくることができれば写真のような方向(もしくは逆方向)に弦の先端が出てきます。
そして調整の結果がこちら
扱いやすい角度に持ってくることができました。
非常に簡単にできるし、失敗しても何度でもやり直しできるのでペグ角度で悩んでいる人は試してみてください。
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