ホワイトヴァイオリンのセットアップ 目次 |
ニス塗りの続きです。
黄色ニスである程度色が付いたので、ここからは赤色ニスも混ぜてオレンジ系の色を塗り重ねていきます。
黄色ニスである程度色が付いたので、ここからは赤色ニスも混ぜてオレンジ系の色を塗り重ねていきます。
赤と黄色のニスを混ぜた状態。 |
何回か赤黄混合を塗ったところ。 ほんのり赤みがでてきた。 |
ブラックライト導入
ここまできてやはり乾燥の遅さが気になります。休日しか作業しないため作業効率自体はどうでもいいのですが、乾燥が遅いことでニスの垂れ跡がついたり埃がこびり付いたりして美観を損ねてしまうのです。
オイルニスの乾燥を促進させるためには紫外線を照射すると良いようです。しかし、あまり強い日光に当ててしまうと木材に歪を生じてしまいます。
悩んだ末にブラックライトを導入することにしました。
一口にブラックライトといっても色々なタイプがあります。
電球タイプは最も安価ですが、フィラメントから発せられた光をフィルターに通して紫外線を取り出すという仕組みであり、消費電力の割に紫外線の効率が悪いです。LEDタイプは紫外線を効率よく発生できますが、照射範囲が限られているので楽器全体に当てるのには向いていません。蛍光灯タイプは紫外線発生効率も良く、照射範囲も広いのですが、現状販売している機器はほとんど周波数の切替に対応していないため、私のような転勤族には向いていません。
このようにどのタイプも一長一短ではあります。
そしていろいろ探した結果、私が購入したのがこちら。
ソケットタイプの蛍光灯です。さすがに直管に比べると照射範囲は電球並の狭さになってしまいますが、電球よりは効率が良いですし、手軽に扱えて値段も安いのです。
ブラックライトを使用すると確かに乾燥が早いです。今までニスを塗ってから4日経ってもまだベトベトだったのが、ブラックライトを照射することでニス塗り後2日で普通に触れるくらい乾燥するようになりました。
譜面台にライトを取り付けると高さも調節できます。 |
オレンジ系で7回塗り重ねて研磨したら、このような感じになりました。
もう少し赤っぽい色合いにしたいので、次回からは赤のみを塗り重ねる予定です。
道具・材料リスト
オイルニス赤・黄(日本リノキシン)・・・・・・・・・・・4000円ブラックライト(東芝EFD15BLB-T)・・・・・・・・・・・2331円
電球ソケット(ヤザワCLX605CH)・・・・・・・・・・・・・864円
テレピン油・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1404円
耐水ペーパー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 539円
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